肉離れが治ったのに、走り方がおかしくなった？
これも結構来院される理由の一つです。
2～3か月くらい前に肉離れになって、整形外科（接骨院）に通院して3か月しっかり治療を受けたはずなのに、走り方がおかしくなってサッカーなどのパフォーマンスがおかしくなっちゃった？…っていうケース。かなりいらっしゃいます。
早く治して万全の体調で最高のパフォーマンスを目指しましょう！
走り方がおかしくなるのは、次のような原因が考えられます。
・へっぴり腰で体の重心が後ろになっている
・筋力が弱くて自分の体重を支えられていない
・前に進もうと意識しすぎている
・足を上げることしか考えていない
・膝に力が入っている
・つま先で着地している
・腰が低い
・脚力不足
走り方を改善するには、まず正しい動きを理解して意識することが大切です。背すじを伸ばすストレッチを習慣にしたり、普段から良い姿勢を意識したりするとよいでしょう。
また、子どもが走り方を変える原因として、大人の走り方を模倣したり、運動スキルの学習過程で一時的に異なる走り方をしたりすることもあります。
走り方の治し方
走り方を改善するには、次のような方法があります。
・背すじを伸ばすストレッチを習慣にする
・普段から良い姿勢を意識する
・上半身だけ前傾して、横からみたら【くの字】にならないようにする
・走っている最中に視線が下を向くと、フォームが崩れたり呼吸がしにくくなったりして、長時間走るのが難しくなるので、きれいなフォームを維持するために、顔の位置を固定して10mほど前に目線を向けるのもポイントです
・マラソンにおいて骨盤を前傾させるには、骨盤の上部を後ろから軽く前に押し出されていることを意識し、力を抜き腹圧だけで体のバランスをとりながら走るといいと考えます
・体幹部を真っ直ぐ伸ばし、脚は股関節からしっかり後ろに蹴り出し、骨盤を前に押し出すようにする
腕振りは走りのバランスを整える役割があるため、正しいフォームで大きくリズミカルに動かすことが重要です
・すり足感覚のまま、かかとを上げて走る
・地面を蹴る際にかかとを跳ね上げることで、自然と裏腿を使って走ることができるようになります
・持久走ではいかに無駄な体力を使わないかがポイントですので、「背筋をピンと伸ばす」「腕や肩は力を抜いてリズミカルに振る」「前に勢いよく踏み出したり後ろに強く蹴ったりしない」といった走り方を心がける
・走る際に使う筋肉や靭帯は、事前に十分なストレッチをしてほぐしておくことが重要です
バタバタ走りの原因は？
バタバタ走りの原因は、次のようなことが挙げられます。
・着地した足の力が前方ではなく、地面に叩き付けられている
・筋力が弱くて自分の体重を支えられていない
・前に進もうと意識しすぎている
・足を上げることしか考えていない
・膝に力が入っている
・つま先で着地している
・足の裏全体で足を着く
・足首を柔らかく使おうとする
・膝を曲げて走ろうとする
バタバタ走ると、前に走るための力が下に逃げてしまうため、力が無駄になってしまいます。また、バタバタという音がして格好悪い走りにもなります。バタバタ走る子どもには、「なわとびを跳ぶマネをしてみて」と言ってみましょう。バタバタ走る子はだいたいなわとびが上手くないと言われています。
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