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川口市の腰痛・肩こり・ひざの痛みの根本改善|ほりこし整骨院

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第1部:坐骨神経痛の正体と「隠れた真実」

1. 坐骨神経痛は「病名」ではない

まず、多くの人が誤解している重要な点があります。「坐骨神経痛」は病気の名前ではなく、頭痛や腹痛と同じ「症状の名前」に過ぎません。

坐骨神経は、腰から足の指先まで伸びる「体の中で最も太くて長い神経」です。この神経の通り道のどこかでトラブルが起き、電気がショートしたような痛みやしびれが出る状態を総称して、坐骨神経痛と呼びます。

2. 一般的に言われる「原因」の嘘と本当

整形外科に行くと、多くの場合、以下の診断名が下されます。

⑴腰椎椎間板ヘルニア:背骨のクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫する。
⑵腰部脊柱管狭窄症: 加齢により神経の通り道(脊柱管)が狭くなる。
⑶梨状筋症候群: お尻の深いところにある筋肉(梨状筋)が神経を圧迫する。

しかし、ここで驚くべきデータがあります。「腰にヘルニアがあっても痛みがない人はたくさんいる」ということです。最新の研究では、画像診断上の異常(ヘルニアなど)と、実際の痛みの強さは必ずしも一致しないことが証明されています。

3. なぜ「画像に異常がないのに痛い」のか?

レントゲンやMRIは、あくまで「静止した骨や組織の形」を写すものです。しかし、私たちの体は常に動いており、痛みは「機能の異常」から生まれます。
画像に異常がない、あるいは画像上の異常と痛みが一致しない最大の理由は、「筋肉のロック(筋拘縮)」と「筋膜の癒着」という、いわば身体のソフトウェアのバグにあります。

① 筋肉の「保護ブレーキ」:筋拘縮(ロック)のメカニズム

私たちの筋肉には、急激な衝撃や過度な負担がかかった際、断裂を防ぐために瞬時に硬くなる「伸張反射」という機能が備わっています。これはシートベルトのロック機能のようなもので、身を守るための正常な反応です。

しかし、坐骨神経痛を患う方の多くは、このロックが「かかりっぱなし」になっています。

酸欠状態の発生:筋肉が硬く縮まったままになると、中の血管が圧迫され、血流が滞ります。筋肉は深刻な「酸素不足」に陥ります。
痛みの物質の放出: 酸素不足を察知した組織は、脳に向かって「異常事態だ!」と知らせるために、ブラジキニンなどの致痛物質を放出します。
神経の過敏化:坐骨神経そのものが圧迫されていなくても、その周囲の筋肉が酸欠で悲鳴を上げているため、脳は「足が痛い・しびれる」と解釈してしまうのです。

② 組織の「サビつき」:筋膜の癒着

筋肉は「筋膜」という薄い膜に包まれています。本来、この膜は鶏肉の皮のようにツルツルと滑り、筋肉同士がスムーズに動くのを助けています。
ところが、長時間のデスクワークや運動不足、あるいは過去の怪我などにより血流が悪くなると、この筋膜が接着剤のようにベタベタと周囲の組織に張り付いてしまいます。これが「癒着」です。
癒着が起きると、足を動かそうとした際に、本来伸びるはずの組織が引っかかり、坐骨神経を物理的に「チクチク」と刺激したり、神経の滑走(スライド)を妨げたりします。これが、動いた瞬間に走る「電撃のような痛み」の正体です。

③ 脳の「誤作動」と痛みの増幅

さらに厄介なのは、この状態が続くと「脳が痛みを学習してしまう」ことです。
組織が修復されていても、脳が「腰を動かす=痛い」という回路を強化してしまい、実際には危険がない動きに対しても、先回りして痛みを出してしまいます。
画像診断で「異常なし」と言われる痛みの多くは、この「筋肉の酸欠」「組織の癒着」「脳の誤解」が複雑に絡み合った結果なのです。



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