どこに行っても 改善しない痛みには、 理由があります。
骨盤のゆがみによる姿勢の乱れは、多くの人が悩んでいる問題のひとつです。長時間の座り仕事や運動不足、生活習慣の影響で骨盤が傾くと、腰痛や肩こり、ひざの痛みなどさまざまな不調が現れることがあります。さらに、血流や代謝の低下が起こり、むくみや冷え、生理不順などの原因になることも。骨盤のゆがみによる症状や改善方法について詳しく解説しますので、正しい姿勢を取り戻すためのヒントとしてぜひご活用ください。
骨盤のゆがみとは、本来あるべき位置から骨盤が傾いたり、ねじれたりする状態を指します。これは、長時間の悪い姿勢、運動不足、筋力の低下などが原因で起こります。骨盤が歪むと、体のバランスが崩れ、腰や背中、ひざなどに負担がかかることがあります。
骨盤が歪む主な原因
①日常生活での不良姿勢と体の使い方:
①-①座り方:
・足を組む: 左右どちらか一方に体重が偏り、骨盤がねじれて歪みます。
・浅く腰掛ける(仙骨座り): お尻を滑らせるように座ると、骨盤が後ろに傾き(後傾)、猫背や反り腰の原因にもなります。
・横座り・ぺたんこ座り: 特に女性に多く見られ、骨盤や股関節に大きな負担がかかり、左右のバランスが崩れます。
①-②立ち方:
・片足重心: 片方の足にばかり体重をかける癖があると、骨盤が左右どちらかに傾きます。
・壁にもたれる: 体の軸が崩れ、骨盤が歪みやすくなります。
・カバンを持つ手や利き腕: いつも同じ側の手で重いカバンを持ったり、同じ腕ばかり使うことで、体のバランスが偏り、骨盤に影響が出ることがあります。
①-③寝方:
いつも同じ方向ばかり向いて寝る、横向きで体をねじったまま寝るなども、骨盤の歪みにつながることがあります。
②筋力不足と筋力バランスの不均衡:
・体幹筋(特にインナーマッスル)の弱体化: 骨盤を支える腹筋群(腹横筋など)や背筋群、骨盤底筋群が弱いと、骨盤が不安定になり、正しい位置を維持できず歪みやすくなります。
・臀部(お尻)の筋力低下: お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋など)が弱くなると、骨盤を安定させる力が低下します。
・前後左右の筋力差: 体の前面と後面、左右の筋肉のバランスが崩れると、骨盤が前後左右に傾いたり、ねじれたりしやすくなります。
③柔軟性の低下と筋肉の硬直:
・股関節周りの筋肉の硬さ: 股関節の前側(腸腰筋など)や太もも裏(ハムストリングス)の筋肉が硬いと、骨盤の動きが制限され、特定の方向に引っ張られて歪みが生じやすくなります。
・背中や腰の筋肉の硬さ: 慢性的な肩こりや腰痛で筋肉が硬くなると、骨盤の動きにも影響を与えます。
④妊娠・出産:
ホルモンの影響: 妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌され、出産に備えて骨盤周囲の靭帯を緩めます。出産後、骨盤が適切に元の位置に戻らないと、歪んだままになってしまうことがあります。
分娩時の負荷も注意が必要です。出産時の骨盤への大きな負荷も、歪みの原因となることがあります。
⑤外傷(ケガ):
転倒、交通事故、スポーツによる外傷などで骨盤やその周囲の関節、靭帯に直接的な衝撃が加わると、歪みが生じることがあります。
⑥精神的ストレス:
慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱し、無意識のうちに全身の筋肉を緊張させます。これにより、骨盤周囲の筋肉も硬直し、歪みにつながることがあります。
これらの要因が単独、または複合的に作用し、骨盤の歪みとして現れます。骨盤の歪みは、姿勢全体や体の動きの連動性に影響を与えるため、早めの対処が重要です。
骨盤のゆがみが進行すると、以下のような症状が現れることがあります:
①腰痛や背中の痛み:
骨盤の傾きが腰や背中の筋肉に負担をかける。
②肩こりや首の痛み:
骨盤の歪みが全身の姿勢に影響し、肩や首の筋肉が緊張する。
③膝の痛み:
骨盤の歪みが足の長さの違いを生み、歩行時の負担が増す。
④むくみや冷え:
血流やリンパの流れが悪くなり、代謝が低下する。
⑤消化不良や便秘:
骨盤の歪みが腸の位置を変え、消化機能に影響を与える。
⑥生理不順や生理痛の悪化:
女性の場合、骨盤の歪みが子宮や卵巣の位置に影響を与える。
これらの要因が単独、または複合的に作用し、骨盤の歪みとして現れます。骨盤の歪みは、姿勢全体や体の動きの連動性に影響を与えるため、早めの対処が重要です。
川口のほりこし整骨院では、丁寧なカウンセリングと身体検査を通じて、あなたの骨盤の歪みの原因を突き止め、根本改善を目指したオーダーメイドの施術を提供しています。

