どこに行っても 改善しない痛みには理由があります。
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)でお悩みの方へ
「ジャンプやダッシュのたびにひざのお皿の下が痛む」「バスケやバレーで踏み込むのが怖い」「練習後、ひざがジンジンする」…もしあなたがそんなひざの痛みに悩まされているなら、それはジャンパー膝(膝蓋腱炎)かもしれません。
バスケットボール、バレーボール、サッカー、陸上競技など、ジャンプやキック、急なストップ&ゴーを繰り返すスポーツをする方に多く見られるこの痛みは、「そのうち治るだろう」と軽く見て放置すると、痛みが慢性化したり、プレーを続けることが困難になったりすることも少なくありません。
川口のほりこし整骨院は、ジャンパー膝によるひざの痛みに特化した専門知識と豊富な経験を持つ院です。私たちは、痛むひざだけでなく、太ももの筋肉のバランス、股関節や足首といった全身の連携、さらには体の使い方やフォームといった根本原因を徹底的に分析し、痛みを和らげながら、再発を防ぎ、あなたが大好きなスポーツを安心して続けられるための施術に力を入れています。
このページでは、ジャンパー膝の具体的な症状や原因、そして当院での施術がどのようにあなたをサポートできるのかを詳しくご紹介します。もし、あなたがひざの痛みで思うように動けないことにストレスを感じているなら、決して一人で悩まず、ぜひ一度当院にご相談ください。私たちと一緒に、痛みから解放され、力強いジャンプやダッシュを取り戻しましょう。
どんな症状がでるの?
「ジャンパー膝」は、正式には「膝蓋腱炎(しつがいけんえん)」と呼ばれるスポーツ障害です。名前の通り、ジャンプ動作を頻繁に行うスポーツ選手に多く見られますが、サッカーのキックやダッシュなど、急なストップ&ゴーを繰り返す運動でも発生します。
ジャンパー膝は、ひざのお皿(膝蓋骨:しつがいこつ)の下にある「膝蓋腱(しつがいけん)」という腱に炎症が起き、痛みが生じている状態を指します。
膝蓋腱は、太ももの前にある大きな筋肉(大腿四頭筋)とひざのお皿をつなぎ、さらにひざのお皿とすねの骨(脛骨:けいこつ)をつなぐ重要な腱です。この腱は、ひざを伸ばす動作や、ジャンプの着地、ダッシュ時の衝撃吸収など、ひざの動きに不可欠な役割を担っています。
ジャンパー膝では、この膝蓋腱が繰り返しの強い負担によって微細な損傷(小さな傷)を受け、炎症を起こしている状態です。
具体的な症状としては、以下のような状態が見られます。
①ひざのお皿の下の痛み:
・ひざのお皿のすぐ下あたり(膝蓋腱の部分)に痛みが生じます。
・初期は運動中や運動後にだけ痛みを感じることが多いですが、悪化すると安静時や日常生活(階段の昇り降り、しゃがむ動作、椅子から立ち上がるなど)でも痛むようになります。
②押すと痛い(圧痛):
・ひざのお皿の下の腱の部分を指で押すと、強い痛みを感じます。
③腫れ・熱感:
・炎症が起きているため、患部が少し腫れたり、触ると熱を帯びていたりすることがあります。
④運動パフォーマンスの低下:
・痛みがあるため、思い切りジャンプができない、ダッシュで踏み込めない、全力で走れないなど、スポーツのパフォーマンスに影響が出ます。
⑤尻上がり現象:
うつ伏せになってひざを曲げようとすると、太もも前面の強い張りや痛みから、お尻が持ち上がってしまうことがあります。
原因は?
①繰り返しの過度な負荷(オーバーユース):
・ジャンプ動作: バレーボール、バスケットボール、走り高跳びなど、ジャンプや着地を頻繁に繰り返すことで、膝蓋腱に強い牽引力(引っ張る力)が繰り返し加わります。
・ダッシュとストップ: サッカー、ラグビー、野球などで、急な加速や減速、方向転換を繰り返すことで、ひざを伸ばす筋肉(大腿四頭筋)とその腱である膝蓋腱に大きなストレスがかかります。
・キック動作: サッカーなどで、ボールを強く蹴る動作も、膝蓋腱に大きな負担をかけます。
・硬い地面での練習や不適切なシューズ: クッション性が低い地面や合わないシューズは、着地時の衝撃を吸収しきれず、ひざへの負担を増大させます。
③体のバランスの問題:
・大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)の柔軟性低下・筋力不足: この筋肉が硬いと、ひざを伸ばす際に膝蓋腱が強く引っ張られ、負担が増します。また、筋力が足りないと、衝撃を吸収しきれずに腱に直接負担がかかります。
・ハムストリングス(太もも裏の筋肉)やふくらはぎの筋肉の硬さ: これらの筋肉の柔軟性が低いと、ひざ関節全体の動きが悪くなり、膝蓋腱への負担が大きくなることがあります。
・股関節や足首の柔軟性・機能不全: ひざは股関節と足首の間に位置するため、これらの関節の動きが悪かったり、不安定だったりすると、ひざに余計な負担がかかってしまいます。
・体幹の弱さ: 体の軸が安定しないと、着地やダッシュの際にブレが生じ、ひざへの負担が増大します。
②間違ったフォームや体の使い方(ミスユース):
・ジャンプの着地時にひざが内側に入る(ニーイン)など、不適切なフォームで運動を続けると、特定の部位に偏ったストレスがかかり、ジャンパー膝のリスクを高めます。
③成長期のお子さまの体の特徴:
骨の急成長に筋肉や腱の成長が追いつかず、筋肉が相対的に硬くなりやすい時期です。この状態で過度な運動負荷がかかると、腱の付着部に炎症が起こりやすくなります。
ジャンパー膝は、初期の段階で適切なケアを行えば比較的早く改善が見込めますが、「痛みがあるのに無理をして運動を続ける」と、症状が悪化し、慢性化したり、回復に時間がかかったりすることがあります。異変を感じたら、放置せずに専門家へご相談いただくことが重要です。

