どこに行っても 改善しない痛みには、 理由があります。
しびれや坐骨神経痛は、多くの人が悩む症状で、腰や足に違和感や痛みを伴うことがあります。長時間の座り仕事や姿勢の乱れ、神経の圧迫が原因となり、歩行や日常動作に支障をきたすことも。放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みにつながる可能性があります。適切なケアや生活習慣の見直しで改善が期待できるため、早めの対応が大切です。しびれの原因や改善方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも坐骨神経痛という名称はは、病名ではなく、「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫されたり刺激されたりすることで生じる痛みやしびれなどの症状の総称です。体の中で最も太く長い神経である坐骨神経は、腰からお尻、太ももの裏側、ふくらはぎ、足先まで伸びています。
そのため、坐骨神経痛の症状は、腰だけでなくお尻から足にかけて広い範囲で現れるのが特徴です。
坐骨神経痛の主な原因
坐骨神経痛は、単一の原因で起こることは少なく、複数の要因が複雑に絡み合って発症することがほとんどです。主な原因としては、以下の疾患や状態が挙げられます。
ストレスや疲労: 精神的なストレスや慢性的な疲労は、自律神経の乱れを引き起こし、筋肉の緊張を高めたり、痛みの感じ方を敏感にしたりすることがあります。
①腰椎椎間板ヘルニア
原因: 腰の骨(腰椎)と骨の間にあるクッション材の椎間板が、何らかの原因で飛び出したり変形したりして、近くを通る坐骨神経の根元(神経根)を圧迫することで起こります。
特徴: 比較的若い世代(20代~40代)に多く見られます。前かがみの姿勢や重い物を持ち上げる動作で痛みが悪化しやすい傾向があります。
②腰部脊柱管狭窄症
原因: 背骨の中を通る神経の通り道である「脊柱管」が、加齢による骨の変形、靭帯の肥厚などによって狭くなり、神経が圧迫されることで起こります。
特徴: 50代以降の中高年に多く見られます。長時間立っていたり、歩いたりすると症状が悪化し、少し休むと楽になる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴です。腰を反らすと痛みが強くなる傾向があります。
③梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
原因: お尻の深部にある「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉の下を坐骨神経が通っています。この梨状筋がスポーツや長時間の座位、不良姿勢などにより過度に緊張したり肥厚したりすることで、坐骨神経を締め付け、圧迫して痛みやしびれを引き起こします。
特徴: 腰には強い痛みがなくても、お尻から太もも裏にかけて痛みやしびれが出やすいです。
④仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)原因: 骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ「仙腸関節」に炎症や機能不全が起こることで、周囲の神経が刺激され、坐骨神経痛に似た症状を引き起こすことがあります。
⑤生活習慣と姿勢の問題長時間の同一姿勢:
デスクワークで長時間座り続けることや、立ちっぱなしの仕事は、腰やお尻への負担を増やし、筋肉の緊張や血行不良を招き、坐骨神経を圧迫しやすくなります。
不良姿勢:
猫背や反り腰、骨盤の歪みなどは、腰椎に不自然なカーブやねじれを生じさせ、神経への負担を増大させます。運動不足や筋力低下: 腰周りや体幹の筋力が衰えると、背骨を支える力が弱まり、神経への負担が増加します。
肥満:
体重増加は腰への負担を大きくし、坐骨神経痛のリスクを高めます。その他の原因加齢による変化: 骨や椎間板の変性、筋肉の衰えなど、加齢に伴う変化が神経を刺激しやすくなります。
坐骨神経痛の症状は、原因となる疾患によって痛みの部位や性質、悪化する動作などが異なります。自己判断せず、専門家による正確な診断と適切な治療を受けることが重要です。
川口のほりこし整骨院では、坐骨神経痛でお悩みの方に対して、丁寧なカウンセリングと身体の評価を通じて、その痛みの根本原因がどこにあるのかを突き止め、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。もし坐骨神経痛のような症状でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

