
肉離れ、特にハムストリングス(太ももの裏)の肉離れは、スポーツ傷害の中でも非常に再発しやすい怪我として知られています。
1⃣肉離れの再発確率(再発率)
肉離れの再発率は、部位や競技レベル、治療内容によって大きく変動しますが、一般的に以下の高い数字が報告されています。
①ハムストリングス(太もも裏)➡約15%〜30%
最も再発率が高く、競技復帰後1年以内に再受傷することが多い。
②ふくらはぎ(下腿三頭筋)➡約10%〜20%
ハムストリングスに次いで多く、特にダッシュやジャンプ動作で起こりやすい。
③大腿四頭筋(太もも前)➡約10%
比較的低いが、重症化すると再発時の損傷も大きくなりやすい。

この高い再発率は、最初の肉離れで損傷した組織が完全に元の強度に戻っていないこと、そして肉離れを引き起こした体の「根本原因」(姿勢の歪み、筋力のアンバランスなど)が解消されていないことに起因します。
2⃣再発までの期間
再発が起こるタイミングには、主に2つのパターンがあります。
① 超早期再発(数日〜数週間)
これは、受傷後すぐに十分な痛みが引かないまま、焦って早期に競技へ復帰した際に起こります。組織の修復が不十分な状態での負荷再開が原因です。
② 早期〜中期再発(最初の復帰後 2ヶ月〜1年以内)
最も多いのがこのパターンです。

初期の痛みは引いているため「治った」と自己判断しがちです。
しかし、損傷部周辺に瘢痕組織(硬いしこり)が残っている、または左右の筋力バランスや柔軟性の差が残っていると、大きな負荷がかかった瞬間にその弱い部分が耐えきれず、再び断裂してしまいます。
特に、ハムストリングスの再発は、競技復帰後2ヶ月以内に集中するという報告もあります。
3⃣専門家から見た再発防止のポイント
単なる安静や湿布だけでは、この高い再発率から逃れることはできません。再発を防ぐためには、治療の質が極めて重要です。
4⃣肉離れ治療におけるゆらし療法の効能・効果

肉離れは、筋肉が部分的に断裂した状態です。一般的な治療は「安静」「アイシング」「圧迫」が中心ですが、ゆらし療法は、損傷組織の早期回復と再発防止という二つの側面から、根本的な改善を目指します。
①急性期(受傷直後〜炎症期)の効能・効果
肉離れを起こした直後の炎症が強い時期(急性期)において、ゆらし療法は以下の効果を発揮します。
・炎症と痛みの緩和;
強い刺激を与えず、優しく体を揺らすことで、周囲の筋肉の過度な緊張(防御反応)を緩和します。これにより、患部への刺激を最小限に抑えつつ、痛みを速やかに和らげます。
・血流・リンパの流れの改善;
穏やかな振動と手技により、患部周辺の血流やリンパ液の流れを促します。これにより、炎症物質や老廃物の排出が早まり、組織の修復スピードが向上します。
・治癒環境の整備;
損傷部位の周囲の関節(骨盤、股関節、足首など)の微細な歪みを整えることで、患部にかかるストレスを軽減し、自己治癒力が働きやすい環境を作ります。
②回復期〜リハビリ期(根本治療)の効能・効果
痛みが落ち着き、本格的に競技復帰を目指す回復期において、ゆらし療法は再発しない体を作る上で極めて重要な役割を果たします。
・筋・骨格の根本的なバランス調整;
肉離れは、骨盤や背骨の歪みにより、特定の筋肉にばかり負荷が集中した結果です。ゆらし療法は、この根本的な体の歪みを優しい力で解消し、負荷を全身に均等に分散できる状態に戻します。
・柔軟性と可動域の改善;
損傷した筋肉が硬い瘢痕組織として修復されるのを防ぎ、しなやかさと柔軟性を取り戻します。これにより、ストレッチング効果が高まり、再発リスクを大幅に低減します。
・神経機能の正常化;
歪みによる神経の圧迫や緊張を解放することで、筋肉への正確な信号伝達が回復します。これにより、体が本来持つ正しい使い方や運動連鎖を取り戻し、パフォーマンス向上に繋がります。
ゆらし療法は、単に痛い部分を治すだけでなく、「なぜ肉離れが起こったのか」という根本原因である体の歪みを解消し、以前よりも強い体でスポーツに復帰するための土台を築きます。






